2017年3月1日水曜日

昨日は、自立循環型住宅研究会関東ゼミの勉強会に参加して来ました。

岐阜県立森林文化アカデミーの辻 充孝准教授の解説で「自立循環型住宅への設計ガイドライン」の勉強です。

自立循環型住宅とは、生活するのに必要なエネルギーを外からの供給を受けることなく、その家の中でエネルギー供給、消費の仕組みが出来上がっている家で、文字どおり自立した家ということになります。
自立循環型住宅の最終的な目標は「自立」ということになるのですが、現時点では住宅からの二酸化炭素の排出を削減することを目的とされています。


ガイドラインにも赤字で囲われて記述されていますが、「居住性や利便性の水準を向上させつつも、居住時のエネルギーを削減」という事が一番重要なのだと思います。
我慢してエネルギーを削減するのではなく、快適な生活をしてエネルギーを削減する、これが住んでる方にとって一番大切な事です。

暖かい、涼しいといった快適性に一番関係するのは家の断熱性と気密性です。エアコンなどの設備機器も基本性能の断熱性と気密性の高い家の方がより性能を発揮する事ができます。
設備機器はどんどん性能の良い新しいものが開発されていますし、交換も比較的に容易にできますが家の断熱性と気密性を後から改善するのはかなり大変なものとなります。より高性能になった設備を後から入れることは可能です。ですから、将来、住宅勝ち組になるために断熱性と気密性、そして、耐震性といった基本性のが高い家を作っておく事がとても大切な事だと思います。性能が良い家でしたら将来いろんな手法をとることができますから・・・

これから家を建てる方にはもちろんですが、家を建てて頂いたオーナー様のアドバイスやフォローのためにも、最新の技術を学ぶことはとても大切ですね(^^)



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