2017年2月17日金曜日

今週火曜日にM's構造設計 佐藤 実 先生による構造塾1日集中講座3年目カリキュラムに参加してきました。

今回の3年目のカリキュラムでは
スキップフロア・吹抜け・勾配天井などの特殊形状の構造設計
既存住宅の耐震診断と補強設計
柱直下率・構造ブロックなどの架構設計とプランニングのポイント
現場で役立つ基礎設計
木造住宅の地盤判定
より実践的で濃い内容の勉強をさせていただきました。


佐藤先生、熊本地震が発生してから、何度も現地入りして被害状況の調査や、建物が壊れたメカニズムを探るための解体調査をされています。やっぱり今回の構造塾でも熊本地震の、検証・報告に関してのお話が一番印象に残りました。

耐震等級1(建築基準法レベルの耐震性)
中地震では住み続けることができる。
大地震では命は守るけど住み続けることはできない。(命は守るけど財産は守ることができない)

耐震等級3(建築基準法の1.5倍の耐震性)
命も財産も守り住み続けることもできる。
2度の大地震(震度7)に耐え住み続けている(熊本地震において)

これらの2つの事が熊本地震において明確になったことです。
家はいざというときにも家族が安全に安心して暮らせるシェルターでなくればならないと思います。
そう考えると私たち家の作り手には選択肢はなく、生命も財産も守る家づくりをしなければなりません。

普段の家づくりでも、「長期優良住宅」では耐震等級3を目指して設計をしていますが、耐震等級3が生命も財産も守るために必要なものであると意識を新たにし、家族が安全に安心して暮らせる家づくりをしていきたいと思います。
斎藤建設は良い家づくりをするための勉強をこれからもしつづけます(^^)



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